Top導入事例株式会社東京ディベロ 様

導入事例|CASE

株式会社東京ディベロ 様

現場目線の機能設計で
業務効率化と
リアルタイム分析を両立

通販マーケッター Eight!
株式会社東京ディベロ 代表取締役社長 武田 裕 様

株式会社東京ディベロは、医薬品・医薬部外品の通信販売を主力事業として展開しています。
テレビ・新聞広告をもとに集客を行い、自社のコールセンターなどで受注し、主に高齢者向けの商品を東京から全国に届けています。

当初はグループ会社製のシステムを使用していましたが、2024年に通販マーケッターEight!への移行を決定。
導入後は、出荷業務の効率化と営業や販促データのスピーディな分析を実現し、残業削減と経営判断の迅速化を同時に達成しています。
通販マーケッターEight!を導入した背景と効果について詳しく伺いました。

ご回答者:株式会社東京ディベロ 代表取締役社長 武田 裕 様

01導入の背景

広告効果で変動する出荷量の平準化対応が急務だった

株式会社東京ディベロ 代表取締役社長 武田 裕 様
――貴社の事業概要について教えてください。
東京ディベロは、医薬品・医薬部外品の通信販売をメイン事業として展開しています。従業員は30名ほどでコールセンターでの受電や広告運用から出荷業務まで自社で一貫して対応します。

私たちのビジネスモデルは、テレビ・新聞を中心とした広告展開が起点となっています。テレビCMや新聞広告をご覧になったお客様からお電話をいただき、通信販売でお薬をお届けするという流れです。広告の出稿量が注文数にダイレクトに影響するため、日々の業務量の変動に対応できる体制作りが重要になります。

――通販システムの変更に踏み切ったきっかけは何でしたか。
従来、グループ会社が開発したシステムを使用していましたが、上場を見据えているため関連グループ での取引を解消しなければならなかったことが、切り替えの直接的なきっかけでした。ただ、このシステムには、業務上にも多くの課題がありました。

最も大きな課題は、出荷件数の平準化、均等化が困難な点です。医薬品の通販では薬事申請 により、認可を受けた施設からしか商品を出荷できません。作業できる場所や人数に限りがあり、対応のキャパシティを超える注文が発生した場合、お客様への出荷が間に合わなくなる可能性があります。そうした事態を避けるには、出荷量を平準化する機能が不可欠です。

テレビ番組によって視聴率は異なりますし、全国紙と地方紙でも効果に差があり、日々の注文数、そして出荷量は、広告の出し方によって大きく変動するのです。しかし、前のシステムにはこの変動幅を吸収するための出荷量の調整機能が不十分でした。また、出荷日から休日を自動的に除外できず、その都度、手作業で日程を変更しなければならない点が非効率でした。

また、営業戦略上重要な顧客継続率や商品購買データの抽出や分析については外部の業者に委託しており、スピード感とコストの両面で課題を抱えていました。お客様対応だけでなく、経営判断に関わる部分でも課題があったため、早急な対策が必要でした。

02選定の理由

長年の信頼関係と、現場に寄り添った機能設計が決め手に

株式会社東京ディベロ 代表取締役社長 武田 裕 様
――通販マーケッターEight!を選んだ理由を教えてください。
前職で、私自身が約10年間、(前身の)通販マーケッターを使用した経験があり、そのときの使いやすさが今回の選定でも大きな理由となっています。

当時、1日1万件以上の膨大な出荷件数を通販マーケッターで処理し、システムの安定性や機能的な信頼性は十分に理解していたつもりです。日々の出荷量がバラつくのは、大きな課題でしたが、通販マーケッターの出荷日調整機能のおかげで、作業が滞ることはありませんでした。まさに現場業務には欠かせない存在で、このときの実績から私の中では通販マーケッター Eight!、1択だと思っていました。

――他社製品との比較検討はされましたか。
もちろん複数のシステムの比較検討を行いましたが、機能と価格の両面で通販マーケッターEight!が優位でした。私自身、実務経験を踏まえて現場のニーズや効率化に向けた機能を重視していますが、そういった点でも通販マーケッター Eight!が最も優れていると感じました。

他社製品は機能面で足りてはいるものの、現場での実用性まで考慮されていない印象を受けますが、一方、通販マーケッター Eight!は使用者の立場に立った設計になっていると感じます。これは東通メディアさんが通販業界を深く理解していることの表れだと思います。多くの通販企業との取り組みを通じて蓄積されたノウハウが活かされているのでしょう。

最終的な決め手は、当社の物流リーダーによる実使用での評価でした。彼は他システムの使用経験がありましたが、通販マーケッターEight!を使った結果、使い勝手の面でも優れていると判断してくれました。

――東通メディアの提案やサポートをどのように評価していますか。
現場の悩みや要望に対して、具体的な提案をいただけることをありがたく思っています。私はシステムの技術的なことは分かりませんが、業務上の課題を伝えると、常に実現可能かつ適切なソリューションを提示してくれます。さらに当社まで何度も足を運んでいただいたことで、細かなニュアンスまで直接伝えられたので、コミュニケーションがとても円滑でした。そういった利用する側に寄り添ったサポート姿勢にも感謝しています。

前職時代には、事業の成長に合わせてシステムのカスタマイズを重ねてもらい、一緒に成長してきた感覚があります。当時は毎月のように改修をお願いするほどでしたが、今回の通販マーケッターEight!では、ほとんど手を加える必要がないほど、そのまま当社の業務にフィットしています。逆に当社の運用方法をシステムに合わせる変更も不要で、パッケージの完成度の高さに驚いています。改めて、東通メディアさんは長年の信頼関係と製品の進化を実感できる、理想的な事業パートナーだと思っています。

03導入の効果

出荷量の平準化で残業ゼロに。データ分析力強化で経営判断も迅速化

――導入後の効果はいかがでしたか。
まず物流業務で効果が顕著に現れました。前述の出荷日調整機能により業務が平準化され、大幅な効率化を実現しました。以前は繁忙日に遅い時間まで残業が発生していましたが、現在では毎日の業務量をコントロールできるため、定時での業務完了が可能になっています。これにより従業員の働きやすい環境が整い、モチベーションやメンタル面でも良い影響をもたらしています。

また、注文データの取り込み処理の改善も生産性向上に大きく貢献しています。以前のシステムは、外部から読み込ませるCSVファイルに1件でもエラーがあると全データの取り込みができず、修正が終わるまで出荷作業を開始できませんでした。しかし現在ではエラー発生時も該当データ以外は、正常に取り込める仕様になり、エラーを検証している間にも正常データの発送作業を行えるので、業務が遅延するリスクを解消できました。

――物流業務以外でも効果を実感することはありますか。
営業・経営面では、様々な切り口でのデータ抽出を、自社のシステム内で実行できるようになり広告などの戦略構築に大きく役立っています。顧客の継続率や購買データが自社で抽出できるようになり、以前は外部委託していた分析業務を内製化できました。これによりコスト削減とスピード向上を同時に実現し、より高度な営業戦略の立案が可能になっています。

特に広告効果をリアルタイムで把握できるようになったことで、迅速な投資判断が可能になりました。どの媒体や番組が効果的だったかを即座に分析し、次の広告戦略に活かすサイクルが確立されていますので売上にもよい影響が起こっています。

通販マーケッター Eight!は今や、物流業務の効率化から経営戦略の立案まで、当社の事業運営に欠かせない基幹システムとして機能しています。

――検討中の企業に向けたメッセージをお願いいたします。
規模な企業の場合、システム導入にハードルを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私は最初から導入しておいた方が良いと考えています。費用はかかりますが、通信販売業務の複雑さを考えると、最初から適切なシステムを導入しておく方が結果的に効率的です。

通信販売業界では短時間でいかに成果を出すかが、ますます求められます。
正しい実態を把握することが経営判断の第一歩であり、通販マーケッターEight!はその精度向上に確実に貢献してくれるシステムだと確信しています。

COMPANY PROFILE

株式会社東京ディベロ 様

事業内容:医薬品・医薬部外品の通信販売を主力事業として展開

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